スカイツリーの南南西1.11kmの地点から、雅ライティングのスカイツリーを前景に北極星周りの星の光跡をコンポジット撮影しました。肉眼では殆ど星が見えない東京の夜空でも５時間余りの星の動きが写真のような密度で色のバリエーションがある光跡を描きます。真北を画像の中心から少し外した結果、北極星周りの同心円が少し歪んで偏り、光跡が北極星に向かうトンネルの様に見える写真になりました。

撮影時はスカイツリーのライティングと木のライトアップが数分で変わる日で組み合わせに苦戦しました。スカイツリーの赤、木の青、イルミネーションの暖色で組み合わさる3色がイメージに湧き色々と同時になる瞬間を狙って撮れました。木の隙間から見れるスカイツリーとイルミネーションが絶景でした。この度は作品を評価して頂きありがとうございました。

関東大震災と東京大空襲で亡くなられた方々が祀られ、多くの人々の想いが積っている横網町公園。2度の大惨事を経て、通勤、通学、散歩道、憩いの場となっている並木道に訪れた秋の気配に包まれた穏やかな時間を切り取りました。

大横川親水公園へ。久しぶりに奥の方まで足を踏み入れてみると、紫陽花が咲き乱れていてびっくり！夢中でシャッターを切りました。どんよりとした梅雨空の下、紫陽花に彩られたスカイツリーはより一層素晴らしく見えました。

昭和の面影を色濃く残す京島地区も再開発の波で日々変化しています。その中で約60年間昔と変わらないマンモス公園の滑り台。今まで何人、いや何万人の子どもたちが歓声を上げて滑った事だろう。未来の子どもたちにも平和に楽しく遊べるように残ってもらいたい場所です。

墨田区の向島百花園で行われた虫ききの会。日没後に園内に俳句、俳画の描かれた絵行燈に蝋燭の明かりが灯されてとても幻想的な世界が広がっていました。日本人は昔から季節の移り変わりを風流という切り口で楽しんでいたんでしょうね。

隅田公園のひょうたん池、水面に映るスカイツリー、そこに優雅に泳ぐ一羽の鴨さん登場、水面に広がる波紋、揺れるスカイツリー、異次元の世界に迷い込んでしまったかのような、なんとも不思議な作品になりました。一瞬を切り取るという写真の醍醐味を体感できました。墨田の街は、目線を上から下に向けるだけでも新しい光景が見つかるかも知れません。この度は、お選びいただき感激しております、ありがとうございました。

四季折々の花が見られる向島百花園の『萩のトンネル』は夏の終わりと秋の始まりを感じるイベント。トンネル内に差し込む光は天候や人の動きで絶えず変化して空間を神秘的に見せてくれます。その中に浮かぶように咲く可憐な萩の花を収めた一枚です。

いつも元気満々な年子兄弟！本物の電車の中に入って遊べると知って大盛り上がり。端から端まで行ったり来たりして、ずっと楽しんでいました。そんな躍動感あふれる風景をくっきりはっきり写し出してみました。特に意識したのは電車内のパイプのツヤ感と光と影の部分です。

11月に珍しく東京で雪が降りました。枕橋で雪と川霧を撮影していたら、その先の橋に傘をさして渡る人影。浮世絵のような景色だなと思いました。江戸時代からこの地で続く人々の営み。歌川広重「大はしあたけの夕立」をイメージしながら、仕上げました。